パソコンなどのデジタル機器を製造するために欠かせない半導体チップや基盤の上にある集積回路という電子部品は「IC」といわれますが、ICプリント基板をつなぐためにICソケットというツールを用います。ICソケットには一般向けの汎用品と、企業で使われるために企業製品に合わせて作られたカスタム品があります。汎用品は誰にでも使えるもので価格も安く入手でき既に造られた既製品に対して用いられますが、カスタム品は製品を作る工程で試験をするために用いられます。カスタム品に関しては、製造工程で試験をするので厳しい環境下で使用されます。
高温のもとに置きさらに電圧をかけたり信号を加えたりして、初期不良がないかを試すために電源を入れた状態で用いる「バーンインソケット」と、半導体やデバイスが仕様を満たしているかどうかを最終試験する「テストソケット」の2種類があります。バーンインソケットは、高温化の状況で何時間行っても安定した計測ができることが求められます。また大量生産をするような業務では、製品ごとにICソケットを抜き差しして何回も測定をすることになりますが、何度抜き差しを繰り返しても安定した作業が行われるような製品であることが求められます。テストソケットはかつては常温下で使われていましたが、近年では̠10度から105度までの変化する環境の下で行われるようになってきました。
バーンインソケットは高温下で何時間も行われることに対し、テストソケットは電気的特性を確認するだけなので一瞬でテストが終わることが特徴です。そのため瞬時でも確実に安定して測定できるかどうかが、一番求められるところです。ICソケットのことならこちら
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