検査治具を作り品質向上に繋げよう

自動車に使う部品は10万点を超えるといわれているのですが、10万点の部品は多くの会社が製造を行っていて単体の部品を組み立てててアッセンブリーの形に組み立てる、それを複数組み合わせて車の一部の部品を作るなどその作業工程は実に多くのものが存在します。そのため、一つでも部品が不良になっているとアッセンブリーを組むことができない、生産計画にも支障をきたすなど品質管理は徹底したものが求められます。検査治具は、品質管理をより徹底するために役立つものであると同時に、検査の品質を向上させることができる業務の効率化を図れるなどのメリットを持つ治具です。部品一つを作るときにも検査治具が使われることがあるのですが、治具を使うことでスキルがない人やベテランの検査員などに関係なく誰もが同じように検査ができるようになります。

部品に10個のピンが立っているものがあったとき、そのピンの本数を数えることは決して難しいものではないけれども、1日に1、000個や2、000個一人で検査するとなると数え間違いなどでピンが9本しかない不良品を見逃す恐れがあります。10この穴が開いている検査治具を作り全ての穴がピンで埋まるとランプが点灯する、このような治具があれば作業社は検査治具に完成品を当てはめてランプが点灯するか否かだけで検査を修了させることができます。この場合、ピンの数を数えずに部品などを治具に当てはめてランプの点灯の確認だけで済むの、検査品質と作業効率を大幅に高めることができます。