赤外線等の機械部品の非破壊検査

機械部品は製造の工程において最終的に欠陥を確認するために検査という工程を行うこととなります。非破壊検査はこの検査の工程において代表的なものとなっています。その名の通り非破壊検査とは物を破壊せずに機械部品の欠陥を確認するというものです。欠陥は主にピンホール、砂かみ、のろかみ、ひけ巣、焼着、割れ、湯回り不良、狂いがあります。

また非破壊検査の例として浸透探傷検査、渦電流探傷検査、放射線透過検査が挙げられます。浸透探傷検査は主に表面系の傷を発見するのに使われます。染色液を用いて、傷の箇所を発見する方法と、蛍光灯を用いて、それを発見する方法があります。安価、確実そして簡単ですが、開いた傷のみしか検査できないという特徴があります。

渦電流探傷検査は交流の装置において、電磁誘導の法則を用いることで渦電流を発生させます。欠陥があると磁界が変化し渦電流の発生の形が変わりこれにより欠陥の有無を確認することができます。これも表面系の欠陥に用いられます。前処理、後処理が不要だが、渦導電大には使えないという特徴があります。

放射線透過検査は赤外線などの放射線が物質を透過する性質と写真フィルムを感光させる性質を利用して、試験体に赤外線などの放射線を透過しフィルムにこれを像として記録することで、欠陥を発見するものです。内部の欠陥に利用されます。精度が高いが装置が高値であり赤外線の取り扱いが難しい、という特徴があります。このように非破壊検査は機械部品の欠陥発見役に立っています。

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